毎年一本はアカデミー賞の作品賞に食い込んでくるヨーロッパ枠の一本。
背景にローマカトリックの教皇を選出する儀式「コンクラーベ」があり、舞台はほぼバチカンのシスティーナ礼拝堂とその周辺に限られる。
題材上当然ながらキリスト教色は強いが権謀術数うずまく、強大な権力をもつポジション争いの普遍的なサスペンスとして普通に楽しめる。
ただし、あの結末はカトリックの慣習や教義を知らないと何が問題なのかよくわからないだろう。
大半の日本人はキリスト教についてほぼ無知だろうし、わからない人も多かったのではないだろうか。
イギリス映画だが、監督は「西部戦線異状なし」で名を挙げたドイツ人のエドワード・ベルガー。
物語の性質上、室内ばかりで絵替わりさせるの大変だっただろう。