赤と黒、紫、青、そして白。
明確な色彩によって別けられた世界。
外部から遮断された世界で息詰まるコンクラーベが繰り広げられる。
108人の枢機卿から選ばれるのは誰か。
思惑、陰謀、権力が渦巻く選挙で恐れるものは…
カトリック教会の最高位に相応しい人物とは…
権威を重んじる世界でも、変化に対応できなければ生き残れない。
伝統的な教皇選挙で繰り広げられる息詰まるやりとりは、一瞬も見逃せないミステリー。
複雑な選挙を、明確なビジュアルと演出で見せつける構成は圧巻の迫力。
この限られた空間で、それぞれの人物が克明に理解できる個性を発揮しているところも必見の価値がある。
バチカンの空に上がる煙の行方は如何に。
