今まで見たウィアー作品全部ダメだったんだけど、本作は周りみんな褒めてるから見てみた。が、やっぱり駄作。
ウィアーは兎に角、カットを繋げない、役者を動かせない。これにつきますわ。
ジェフ・ブリッジズの思わせぶりな微笑みのショットの力だけで何とかしようとしすぎ。
道路に飛行機の尾の部分がドーンと乗っている&スーツ姿の男が赤ん坊を抱えているという違和感を覚えさせる絵的な面白さは中々良かったと思う。
⬆に対して再見@22年5月 以下はその感想
初見よりは楽しめたが、やはりそこまでの作品ではない。顔のアップに頼りすぎ。とはいえイザベラ・ロッセリーニが旦那の書いた絵を観てPTSDを察する場面は良い。その絵の最後に表れる絵画と、ラストの飛行機のちぎれた胴体が作る円環のイメージを被せるのは良い。
ボルボの納車を待つ身であるが、作中でボルボが高速で壁に正面衝突する。
これは何かのお告げなのかもしれない。