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シャイニングのkeittyのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
5.0
清潔感と芸術性のあるホラー。決してすっきり解決しないし、むしろ謎が謎を産むのに、ラストの管理人の顔が更新(解釈合ってるかは不明)されていてアプデ早!となると同時に音楽がおしゃれで惹きこまれた。

急にバーン!とかじゃなく、ここそろそろ怖いよってポイントで耳鳴りみたいなキーンて音を出してくる良心的な作品。

ポスターの表情、ジャックが恐怖であの顔になってるとずっと思ってたけど、まさかまさかのジャック自身が恐怖の対象そのものだったなんて、意外性もあり楽しかった。挟まれてるんじゃなくて、自ら挟みにいくスタイルだったのも予想外だった。

ダニーが三輪車でだだっ広い館内をくるくる散策するカメラワーク最高。こんなん一度は体験してみたい、でもあのホテルには行きたくない。迷路のシーン、緑だった庭園が雪に覆われて洞窟みたいになってる見せ方がすごい。

初見なのに、双子と血の海と裸体のシーンは知ってた。さすが名作。作中で多くを語らない代わりに、視聴者が憶測やトリビアを語りたくなるような、味わい深さを感じた。
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