ダミアン君に恋してる

シャイニングのダミアン君に恋してるのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
3.7
本作に出てくる双子の娘たちが遂にメズコ社 「LIVING DEAD DOLLS」の新作としてドール化決定!!もちろん注文済♡

はぁ~やっぱり映画版も観ちゃった。

観終わっても相変わらず心に何も残らない…涙
なぁ~んか違うんだよなぁ~。

しかも家族3人揃って顔芸大会だもん。
各役者の個性が強すぎるんだってばっ!

ホテルの不吉な歴史や、ホテル自身が持つ邪悪なパワーもさほど感じとれず。未来を魅せる優しいファンタジー要素も全く無し。

ジャックがウェンディと言い争っている時のセリフ「As soon as possible !?!?」の言い方が超絶おかしくて私の中の爆笑スイッチがオンにwww

舌をペロペロやるのとか腹筋崩壊www
笑いが止まらなくなってしまった。
コメディ!やばい、まじコメディ!!!
なんなんだよぉもうwww

息子ダニーの声色を変えての一人二役は怖くて大変良い。でも、肝心の不思議な力"シャイニング"の活躍はどこへ!?これを踏まえて考えると、本作の結末が尻切れとんぼに感じる。

あとストリングスのBGMがキーキー超うるさい。ヘッドホンの音、小さくしちゃった。しかもなんか的外れなカルト教団っぽい音楽も流れる。音で雰囲気づくりするのは良いけど、なんかしつこい。その間を作る分、家族愛が分かるセリフを入れて欲しい。静止画みたいなシーンが多いのが気になる。もっと登場人物に喋って欲しい、ただでさえ尺が短いのだから。

ディック・ハロランの努力の結果に関しても脚本を書き変えたくなる衝動。あそこであぁなったのは一体なぜなのか!?ドラマ版で感動を貰った以上、これだけはどうにも納得がいかない。

クロッケーの平和なイメージと豹変する不気味さのギャップあってこその歪んだ世界観だって恋しい。
斧でなくマレットだから、本来 凶器として扱わない物を振り回して血まみれになってこその気持ち悪さ全開なのに、勿体ない。(しかもマレットは『シャイニング』を語る上で最も欠かせないアイテムだと思う。)

逆に本作で野球のバットが活躍するのは多少気に入っている。

映画版はもはや、このオーバールックホテルの存在とか関係なしで、どこか他のホテルが舞台のサイコキラーもので良い気がする。だって、私が一番好きな要素でもある父と息子の絆(私はこれを"シャイニング"と呼ぶ)の話など特別描かれていないのだから。

いち作風に関しても、映像の見せ方や特有の印象付けにこだわりすぎてこの作品が本来言いたいところの中身が伴っていない気がするのが一番残念。

とにかく私は笑っちゃって全然物語に入り込めなくて困る…

でもこれ、なんと言っても皆大好き大傑作(?)の位置づけだからなぁ。これ以上は言うのを控えよう。

パパも怖い♪ママも怖い♪でも○○をおいてけぼりにするダニーボーイがも~っと怖いですっ♪

ドラマ版とは別物として考えれば普通に楽しめますね。

狂気撒き散らしながら斧持って全力で追っかけてくるジャック・ニコルソンさんは最高にセクシーであります♡