ブルースたかぎ

シャイニングのブルースたかぎのネタバレレビュー・内容・結末

シャイニング(1980年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

ドクタースリープに触発され、何度目かの鑑賞
やっぱりすごいね
2001年宇宙の旅もそうだけど、
キューブリックは視覚と音響のマジシャンやな
ブラックマジシャンや
あまり大きな動きがなかったり、ゆっくりな動きのシーンが多いけど、
そこに不気味な音響がついて
嫌悪を抱くほどの異質さを表現してる
特に説明もなく、日常から突然怪異が訪れるから、まるで世界に亀裂が入ったよう
亀裂といえば、ニコルソン一家はホテルに来る前から、父親と他の2人の間に亀裂が入ってたね
父親を腫れ物のように扱うってか
顔色伺って行動してるのがよくわかる
そして、父親はホテル来る前からけっこういっちまってる気が、
ニコルソンの顔のせいかな
やっぱロボトミー手術が効いてんのかな笑
ニコルソンとその奥さん役の演技は称賛されるべし
ニコルソンは飛びちぎってるし、奥さんは怯えちぎってる
二人の演技が恐怖を駆り立て、映像、音響と相乗効果を生んでる

自分の考察だけど、
ニコルソンは昔の支配人かなんかと顔が似てた、またはその子孫、はたまた生まれ変わりかなんかで、だから取り憑かれたんじゃまいか?
また、ダニーと同じくスタンド能力を持つハロラインがあのホテルで働いてて、そこに非凡なシャイニンガーであるダニーがたまたま住むことになるって
ベルセルク風に言うと、因果の流れの中やん
だから、あのホテルがそーゆーシャイニンガーを呼び寄せてるんじゃないか?
ニコルソンはホテルに行く前からホテルの力によりお逝きになられてたのでは
そー考えると、殺された2人の双子ちゃんもなんらかのスタンド能力を持っていたと推察できる
その能力は分からんが、父親に殺されてしまった点からすると、さほど強いものではなく
モスラ呼べるとかそーゆー類のものであろう
色々謎が残るが、そこもまた良いんだろね
ホラー好きには必ず見てほしい原点的1本