山中さんの劇場作品は多分全部見てるけど、The 山中瑶子作品だった
女性監督によるその世界観やセンスを浴び、いわゆるストーリーがないという意味では「きみの色」と似ているかも
山中監督の作品は基本的に主人公を見る映画
そういう意味で「あみこ」が役者のきっかけになったという河合優実はすごい
今までで一番すごい河合優実かもしれない
そして毎シーン毎シーン見どころがあって会話も面白い
もうそれだけでも良いかもしれない
今回も冒頭知り合いが死んだ話してるのにノーパンしゃぶしゃぶのどうでも良い話の方が気になってくるというところから掴まれたし
タクシーからオェーの場面の運転手のちらっと見える顔とか
とにかくディテールが面白い
後半に出てくるカウンセリングの先生の話すテンポ感とかもおもろいし
金子大地も寛一郎もそれぞれ良いし面白い
ただ自分が恋愛依存の女性の話を見てもなんでこんなクズ男と付き合っているんだろう…その土俵にも立ててない俺って…としか思わない
でも日本映画とか日本全体のお行儀の良さとか全部吹っ飛ばすエネルギーに溢れてる