「ナミビアの砂漠」を初鑑賞してみた。触れてみたきっかけは、ただ単にアマプラにあったので。相変わらず何の映画なのかも、さっぱり分かんないや。
まぁ、ソレはいつものコトなので…触れてゆく内に理解を求めていきたい。山中瑶子監督の作品。とは言ってみたものの、誰だか知らへんので軽くググってみよう。何でも28歳の女性監督。ふむむ、まずはその若さに驚いたのだ。
でも、その若さ故の作品なのかな。何となくのインスピレーションやけど。これも、ある意味で若さの主張が出来る特権なのかも知れないような感覚が残る。
だって、こんな作風…ベテラン監督には表現するのは難しいと思えるし。だけど、これはこれで比較的には引き込まれるものがあるかな。少なくとも私はそうだった。
ヒロインには河合優実。どうやら「あんのこと」のヒトみたい。少しだけ観ていて放置を決め込んでいた作品。放置していた理由も特になくて、ただ単に観るのを忘れていただけやけど。また、機会が在れば触れてみたいのかも。
それにしても、独特な作風。単なる男女の恋愛を描いてはいるが少し空気が重い。この空気感が監督の特徴なのかな。詳しくは知らんけど過去作にも余裕が在ればチェックしたい気分にまで膨れ上がってきた。
とにかく、カナの独壇場。
“拾えよ”
なんて、命令口調が他の映画では見たコトのない感覚。仲良くやっていると思ったらまたキレてる。とにかく、キレるシーンをやたらと見せ付けてくるのだ。ハヤシもギリギリのトコロで耐えているようには映るけども。
精神的にも不安定であるようで、この辺りが見応えあるようにも思える。ソコは敢えて感情移入せずに一歩引いた客観的思考で見る方が良いとは思うけどね。とにかく、真に迫った演技には少なからず引き寄せられたと感じる今日この頃。