カルピス

トランスフォーマー/ONEのカルピスのレビュー・感想・評価

トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)
4.0
いや〜凄い!
まさかこんなトランスフォーマーが見れる日が来るとは思わなかった!

もう何が凄いって!
会話劇がちゃんと練られて面白いこと!
「ビーストウォーズ」の日本語版は例外として、それ以外の昔のアニメやNetflix版、実写映画は正直キャラクター達の会話劇が単調で面白くないのが本音で、物語の大まかな展開やアクション、各キャラのカッコ良さで作品の面白さを維持してきた印象が強い。

近年だと「ビースト覚醒」でのミラージュとノアの会話劇がまあまあ良かった印象はあるが、今作ではトランスフォーマー達だけのパックス(オプティマスプライム)とP-16(メガトロン)の会話が本当に良い!
他にもB-127(バンブルビー)の最高におバカなユニークさや、優秀なエリータなどなど各キャラの魅力を存分に見せてくれて、とてもキャラが立っている物語を見せてくれる。
ほぼMCUメンバーのクリス・ヘムズワースさんやブライアン・タイリー・ヘンリーさん、スカーレット・ヨハンソンさん達の声も良く、特にクリスさんは「フュリオサ」の時も思ったけど、この人は本当に印象に残る声を出すな〜って感じで素晴らしかったです。
あとタイリーさんも最も心が豹変していくメガトロンを見事に演じており、全てに裏切られた悲しみと虚しさと怒りをしっかり表現されてて、こんなにも切ないメガトロン初めて観れて良かったです。

あと世界観としては星が死んでいないサイバトロンを見れたのは新鮮で、トランスフォーマーらしい点として、星も常に変化して生きているって所が、今まで見たことも無いような設定が良いですね。

とりあえず、今作を観てまだまだトランスフォーマーとゆうシリーズの可能性の広がりを大きく感じられて、この先も楽しみが増えた作品でした。
是非とも次回作があること祈りたいですね!
より一層全盛期のサイバトロン星の生態系やオートボット達の暮らしを見せてくれつつ、ディセプティコンとの悲劇の戦いへとドラマチックな展開になるのを楽しみして待っております。

時間かけて丁寧に作ってくれてありがたいですね。

「キャストアウェイ」ネタ好きだな〜
カルピス

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