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河童のクゥと夏休みのペンのレビュー・感想・評価

河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)
5.0
横浜市藤棚地区センターのトークショー付き上映会で鑑賞。劇場公開時から数えて12~13回は観ている。恐らく人生で最もリピートしている作品のひとつ。

少年と河童の交流を描いた作品だが、決して単なるファンタジーではなく、いじめ、動物虐待、環境問題、一億総マスコミ化…人間の汚い部分が徹底的に描かれるリアリズム。アニメ映画だが、紛れもなく“本物の映画"。

それでいて、友情や冒険もあり、夏休み映画として子供も楽しめる作品になっている。同じシーンでも大人と子供で感じ方、受け止め方が違うと思うし、見返す度に新たな発見があったり、毎回違うシーンで泣かされてしまう。何度でも味わいたい奥深い作品だ。
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