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ぼくとパパ、約束の週末のTo34のレビュー・感想・評価

ぼくとパパ、約束の週末(2023年製作の映画)
3.9
Filmarksのオンライン試写会にて。
仕事を一生懸命にする事で家族に貢献しているという父親はこの世に多くいる。子供のことを近くで見ている母親にしか分からないことをいくら言葉で伝えても伝わり切らない。こだわりや癇癪持ちのある子供は親の教育が悪いと決めつける見方は多く、偏見の目で見られる気持ちは耐え難い。
家族の中で1人でも精神発達障害を持って生まれた家族を持った人ならば父親のやるせない気持ちにひどく共感してしまうだろう。この映画のように家族が本人を理解して寄り添い、興味のある分野を広げられるような一助を担い、本人もこの世界の通例に慣れていくというような理想だ。この家族になれるように日々闘っている人達にとっては勇気と希望を見出せる。子育てに悩みを持つ友人に薦めたい作品でした。
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