見た時はフィルマークスになかったので、、
授業にて
だいぶ面白かった

• #あいうえお2024

カンヌでルンガーノ・ニョニ監督の新作が上映されたので、この作品もFilmarksでも登録されているかチェックしてみたら案の定ありました。以下鑑賞当時のメモ。

ザンビアである日見つかった孤児が勝手に魔女に認定され、既に結成されている魔女軍団の住む収容所に最年少魔女として仲間入りする。思ったより説教臭くなくむしろ前半はコメディ。火炙りの刑にはされないけど政府専属の奴隷にされ、雨を降らせろなどと無茶な指示を出され、更には容疑者の中から犯人を当てるなんて重大責任な任務まで任される。むしろシューラは政府の右腕。全体的にリアルな雰囲気なのにたまに奇跡のようなことが起きる、魔女が出てくる映画なのにこのギャップが面白い。キリスト教vs魔女だった古い魔女のイメージを現代化して資本主義に上手く当てはめていた。

コメディ要素には気付かなかった！シュールさと皮肉さと奇妙さ。
白いリボンは冒頭から最後まで、風に軽やかにたなびいているんだけれど、ものすごく重い鎖に見えた。
魔女キャンプに女性達を監禁して働かせることで、政府は何をしたいのかがイマイチつかめなかった。罰を与えているのだろうか。脅威の取り除き。
シュラは全編、何が起きてるのかわからないけどひたすら耐え忍んで、しかめっ面。
青空学級で、アルビノの子や眼球がない子たちとの、伝言ゲームをするシーンだけ子どもらしかった。序盤の壊れたジョウロみたいなもので、遠くの学校の様子を集音して聴くシーンが一番好き。
お葬式の、赤い服を着た女性たちと白い布に包まれたシュラと白いリボンを頭上から撮って、歌とともに送られるシーンも印象的。