テレビ、映画などで活躍する江藤秀春は、かつて所属していた劇団が運営するユーチューブ撮影に参加する。内容はとある宿に江戸時代から続く旅人を食うというバケモノ伝承があり、検証に行くというもの。まったく信じていない秀春だったが、撮影中にバケモノが表れ仲間たちが次々と惨殺されていく。秀春は宿から逃げ出し 警察官に助けを求めるが、警察官は秀春の話を信じようとしない。宿に残る仲間を助けるため必死に警察官を説得する秀春は、嘘をついていた。
2010年12月、かけ出しの映画監督の太田は、ひとりの友人を自殺で亡くした。彼の名は増田壮太(そうた)。かねてより壮太とバンド仲間の冨永蔵人(くらんど)を撮影していた太田にとって、そのショ…
>>続きを読む「社会からスルーされ続けた「ゴッホ」に自らを重ね、社会に反抗する17歳の花田花梨が主人公。妻を失った父と歳の離れた妹と暮らす花梨は、半ば引きこもりの日々を過ごしていたが、父との言い争いをき…
>>続きを読む秘湯巡りに来た会社の同僚、イツキ、アケミ、サトミ、サワムラの4人は、怪しげな看板を見つけたことをきっかけに、謎の廃村に迷い込んでしまう。一方、オカルト雑誌「パンゲア」編集部のアサカとリナは…
>>続きを読む享保の頃、ある小さな城下町での事。漢学者松澄永山の誕生祝の酒宴で家老の伜浪岡真八郎は権勢をかさに傍若無人の振舞をし、塾生の久利富平三郎と口論の末取っ組み合いの喧嘩となる――。