電池

フロム・ダスク・ティル・ドーンの電池のレビュー・感想・評価

3.5
だいぶ前に観たことあって、今回改めて見返して、結構印象に残ってるシーンが多かった。

手の甲に空く穴、爆破する酒屋をバックに出る2人、トランクに閉じ込められた人質が透過するカット、乳首をイジるネオンの看板、脚に酒を沿わせてタランティーノの口につっこむ、股間にセットされた拳銃、木の棒で組み合わせた十字架、神の祈りが刻まれた製水風船爆弾、バーの裏が遺跡……印象に残る場面が多い映画は良い映画だ。あとVFXのクオリティがめちゃくちゃ高い!

この映画の良いところは、途中で人質として思春期の男の子と女の子2人が合流して一緒になって戦うところ。子どもがいることで夏休み冒険譚映画的にもなってる。背伸びしてお酒飲んで、吸血鬼と戦って、吸血鬼になってしまった父親・弟を倒して家族の死を乗り越える。残酷だけど、どこかピュアなバランスはタランティーノ、ロドリゲスにある作家性だろう。
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