コマミー

フロム・ダスク・ティル・ドーンのコマミーのレビュー・感想・評価

3.8
【革命的コンビの誕生】

※クエンティン・タランティーノの作品を巡る旅〈番外編②〉

[クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲス]とのコンビは、「デスペラード」からだが、有名なのは、この作品だろう。
"テイスト"として、この作品は…

前半→クエンティン・タランティーノ

後半→ロバート・ロドリゲス

と、言ったところだろう。前半は比較的、タランティーノお得意の"会話劇+ハードボイルド"と言った、パルプフィクション的作品になっている。
だが、そこから打って変わって、あのバーに入るシーンから、"ロドリゲス臭"をプンプン漂わせてくる。
そっからは、[特殊メイク・効果]のオンパレードで、"ドンパチ騒ぎ"の作品になる。

タランティーノもすっかりそこに染まるように、"ジョン・カーペンター・テイスト"のアドベンチャーに染まっていくのだ。
さっきも申したが、この作品はジョン・カーペンターの"ヴァンパイア映画"の要素を上手く、「パルプフィクション」の作品とマッチさせている作品になっているのだ。
だから、マニアにもこの作品は多く観られているのだろう。

「デスペラード」から交流を交わしている二人が、共同で創作した、この夢溢れる"ハードボイルド・ヴァンパイア・ホラー"は、本当に"はちゃめちゃ"で、タランティーノの脚本にしては"単調"だが、少なくとも、映画好きになった学生たちには、この作品を一つの"目標"として、これからも映画を"より好きになる"ことだろうと、


私は、学生の頃に初めてこの作品を観た頃を思い出しながら、そう思いました…。
コマミー

コマミー