フランス映画祭の時のタイトルが「愛されるために、ここにいる訳じゃない」だったことが印象に残る。
この映画は今回観るのが3度目。
観るたびに「こんなシーンもあったなー」と今更ながらに感動している。
「大人の男と女のラブストリー」と言ってしまうと、とても軽くなってしまう気がする。
不器用な50代の男の心にすっぽり寄り添ってしまった30代の女。
例えば「キャロル」のラストでは、ケイト・ブランシェットの笑顔は華やかで全身で喜びを表していた。
この映画では、ほんの少しはにかんだような笑顔が気持ちを伝えている。
大好きな映画だ。