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気狂いピエロのkaiのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
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初のゴダール鑑賞。ストーリーは難解ではなかったけれど、どこまでこの映画の良さがわかっているかは自信が無い。だが結構楽しめた。観て良かった。

男女の逃亡劇。車を海に沈めたり、いつの間にか鸚鵡がいたり、引用されるフレーズ、心に残る会話、印象派の絵画から抜け出してきたような景色・色彩など、見どころが満載だった。
ベトナム戦争に関連する場面が多かった。ベトコン115名の死者数の報道に対するマリアンヌのつぶやきにはゴダールの思いが感じられる。

"君とは会話にならない。思想がない。感情だけだ。”云々という二人の会話がとても印象的だ。この映画ならではの台詞という気がした。(-_-メ)
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