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リンダとイリナのcyphのレビュー・感想・評価

リンダとイリナ(2023年製作の映画)
3.5
特に魔法とかのないギョームブラック マスクの着用を義務付けられた2021年の記録 映画用に作り込まれてないリアルな思春期の女の子を描くのは別にいいんだけど反射的にウッときてしまうものがある、という葛藤は最近三宅唱『ワイルドツアー』でも感じた(映画というよりわたしの問題) かけがえない時間もあったはずなのに、"キラキラ女子高生"みたいな客体としてではなく一主体としてあの年代を生きるのってなぜだかとてもしんどかった気がする それでも孤独や厭世観との付き合い方について言葉にして語れて彼女たちは素晴らしいと思う フランス語の語彙の魅力だとも思う

ランニング途中に左へ行こう、と男が言って河川敷?に続く急な坂へふたりが走っていくシーンよかった

リンダとイリナともう一人いたのに、なんでその英題にしたの?と勝手に傷ついてしまった
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