Un pincement au coeur/Linda and Irina
フランス北部の町エナン=ボーモン。もうすぐ夏休みになる高校では、親友のリンダとイリナがTikTokを撮ったり、家族や将来の悩みを互いに打ち明けたりしています。しかしこの夏、リンダは引っ越します。リンダはイリナに心を開いたことで、別れは複雑になります。夏の始まりに心が沈む二人。彼女たちの友情には何が残るのでしょうか? 過ぎ去る夏の素晴らしい物語。
原題は pincement au coeur。「心(心臓)の痛み」とでも訳されましょうか。
「友達になんかなるんじゃなかった。だって別れが辛いもの」…ですか。みんなそれぞれに傷つかないようシールド…
運動の輪郭がやや弱くもあり、人物から "におい" というか "気配" のようなものが漂ってこない。とは言え、相対的には見れるほう。ヴァンサン・マケーニュ的な役者がひとりいたら違ったかもなあ。
>>続きを読む夏休みを間近に控えた女子高校生のリンダとイリナ。
スポーツが得意でダンスをTikTokにアップしたりと活発なイリナに対して、幼いころから引っ越しが多く友情を築くことに抵抗があるリンダ。
2人は互…
転勤族の家庭で育ったリンダと快活で前向きなイリナを映した40分のモキュメンタリー作品。
親の都合の転勤を繰り返す家庭で育った為、友情を育む前に、別れの痛みを想像してしまうリンダがなんとも切ない。
…
ドキュメンタリーだと思ってなかったので、2回観た。
引っ越したら前の友達はブロックとか男なんてみんな同じとか、長く関わることで情が湧いたり、自分の感情が変化することを恐れるリンダと、それは悪い面しか…
心が痛む…
子供の頃、転校が多かった私はリンダの気持ちわかるなぁ。もどかしさも。
ストーリーに合わせてアルディの «L’amitié »がいい感じに使われていた。
S'il me reste …
同日に観た「みんなのヴァカンス」とは打って変わって、恐ろしく重くて生々しい。
「終わり」を意識し出した途端に今を楽しむことに純粋に向き合えなくなったり、なにもかもがどうでもよくなったりしてしまう気持…
© bathysphere et Le BAL / La Fabrique du Regard 2022
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