いくつか迷った中で今作にして良かった!
エンディングでアコースティックギターの優しい音色から始まる黒木華の歌う'夜明けのマイウェイ'が、頭の中でグルグル♪行きよりも少し軽くなった足取りで帰路に着く。
"だから、もう私は大丈夫です"
自分に言い聞かせるように、ちょっとだけファンタジックな世界から日常に戻っていく私がいた。。
優しい人しか出てこない。
"でも、今はそういうものを信じたい"
人によっては物足りないって思うかもしれないけれど、私にはじんわりと温かい何かで満たされるような感覚がとても心地良かった。
キャストが全員素敵で、人となりが役にマッチしていたなぁ。
三重県桑名市。
地方都市の近代化され過ぎてない感じが、また良くて。
小学6年生の時に大阪から桑名市に引っ越したMちゃんという友達がいた。年賀状だけは交わしていたけれど、いつの間にかしなくなっていた。どうしてるかな?結婚してダンスの好きな娘さんが二人いたっけ。桑名市ってこんなとこだったんだな。
そんなことを思いながら。
シスターフッドというのかな、梓と叶海。
梓の辛い境遇も、カメラ好きの個性的な叶海のアシストのお陰でキラキラした二人だけのものになっていく。いつも背中を押してくれた親友。
そんな二人だったのに、どうして。。
喪失感の中でも、動いていく日常。
スマホを介して浮かび上がる悲しみが、ある時交差する。
複雑に絡み合った縁と縁。
そんなに都合良いように、、なるんだな、これが笑
相身互い(アイミタガイ)の言葉の意味を説明する祖母。
風吹ジュンが梓のおばあちゃん♪
ちらし寿司が美味しそう♡
美味しそうじゃなくて美味しいんだよ!
タクシーの中のエピソード。
トイレを明るくしたい叶海。
澄人みたいなまっすぐな人、探してもいないんだから、逃しちゃダメだよ!梓!
叶海の声が聞こえる。
ちゃんと、ここにいる。
背筋がピンと伸びてハイヒールを履いた草笛光子👠
お母さん役が本っ当によく似合う西田尚美。
お父さん役の田口トモロヲ笑 案外、似合ってる!
お世話好きなヘルパー役の安藤玉恵。
タイミングが悪いけど、いざという時頼りになる彼氏役の中村蒼。
こんな所に、EXILEのマツ!
黒木華は安定の演技で、この人の出ている作品に間違いはないと思わされる。
藤間爽子♪ちっちゃくて(154cm)、でも芯の強さは顔に出ていて。日本舞踊家で女優の藤間紫のお孫さんなんだよね。。出ていると気になる女優さん。
大好きなキャストばかりで、完成披露試写会の映像を観てから観たけれど、期待値を大きく超えてきた作品だった♪
どうやら、草野翔吾監督が優しいんだな。