第二次大戦中の米軍基地で黒人の鬼軍曹か殺された事件の捜査を描くミステリーであり、人種差別をテーマに盛り込んだドラマ。
のちにデンゼル主演で「ザ・ハリケーン」を撮ったノーマン・ジュイソン監督。
ミステリーと人種差別は直接的にはあまり関係ないような気もしないでもないが…。
当時はまだ黒人は軍に所属していてもなかなか成功せず、黒人将校は珍しい存在だったと。
黒人兵士たちは白人たちから横柄な態度を取られたり、一歩外に目を向ければKKKがアクティブだった時代。
そんなことを考えながら見ていると、劇中兵士同様KKKの仕業も疑うわな。
しかし、兵士の中に白人黒人怪しい人はいる。動機は誰にでもありそう。
要するにあの鬼軍曹はムカつく奴だから。
怒り苛立ち憎しみの感情に人種関係ない。
とかいいつつ、あの人がどうムカつく奴かと思って見ていると、やはり根底には差別に対するいろいろな思惑はあったんだろうとも思う。
ミステリーとしてはそんなに？と思っていたのに、いろんな意味で先入観を逆手に取られた感じ…。
デンゼル・ワシントンはメガネとかかけちゃってる若手兵士役だがすでにデンゼル・ワシントンだなぁ。
