〜デンゼル・ワシントン、場を食っちゃったで賞🏆〜
いちおうポール・メスカル主演のはずなんよ、彼がヒーローで「あの人」の後継者なんよ。そして私もポール・メスカル目当てに行ったのよ…。でも途中から製作陣の気持ちが「とにかくデンゼル・ワシントンを美しく撮りたい」になっちゃったんじゃないの?てくらい、DWが魅力的に演出されていた。
イコライザー最終作で見せたヨレヨレ姿にちょっと衝撃を受けていたのに、こっちはもう金襴緞子な衣装も一番ゴージャスだし、ジュエリーもジャラジャラ付けてるし、悪いし、色っぽいし、まあとにかくDWに惚れ直すための映画だった。
ちょっとポール・メスカルが気の毒になるくらい。ただ彼、昔のギリシャの彫像みたいに横顔が端正なので、適役ではあったと思う。これが正面向いたら顎がほんのり歪んでいるところがまたチャーミングなんだよねえ。
- アヴァンタイトル(?)の油絵のようなアクリル画のような絵が素敵だった。「これまでのお話…」をスマートに説明してくれてたな。
- けっこう強引にお話展開する。「実は私は***なのよ」という根拠なき自己紹介をみんなすぐ飲みこんでくれるの優しすぎん?
- 双子皇帝が残忍というよりただのバカだった。簡単でいいからもっと説得力のある暴君ぶりが欲しかったところ。
- なんやかんやペドロ・パスカルがいちばん気の毒な役回りだった🥲