このレビューはネタバレを含みます
低予算ながら映像や脚本に様々な工夫がなされており、最後まで全く飽きることのない良作でした。
特に場所によって前半のブルーやセピアなどを使い分ける色調やメリハリのあるカメラワークが絶品。
砂漠のなかに巨大生物の骨がいくつも埋まっているシーンなんてアートを感じました。
少々荒っぽい編集は御愛嬌で独特なテンポが生み出されていてなかなかに新鮮です。
プロデューサーやスタジオにコントロールされ身動きの取れないビッグ・バジェット作品にはない実験精神や自由さのある、味わい深い作品だと思います。