このレビューはネタバレを含みます
深淵をのぞく時
深淵もまたこちらをのぞいているのだ。
ニーチェ 善悪の彼岸より
カリスマよりも理解しやすく
羊たちの沈黙にも似た雰囲気は
トータルで没入感も高く
一気に観れました。
不穏という言葉がピッタリ。
回り続ける空の洗濯機が怖い。
あの家に毎日帰るのは勇気がいる。
自分のせいで
愛する人が
って思わないと無理か。
後半
理解が追いつかないシーンが多く
考察系サイトで確認した。
主人公の背中越しの景色が
印象的でした。
友人の精神科医が陥った状況を
想像すると不思議。
左利きなのかな?
本来のタイトルであった「伝道師」
作中でも語られましたが
継承されたと考えるべきなんですかね。
よくある、良い意味での
嫌な終わり方の作品でした。
2023-73