映像観し者

ハイパーボリア人の映像観し者のレビュー・感想・評価

ハイパーボリア人(2024年製作の映画)
4.0
劇場で鑑賞。
ファスト映画にしようがない映画。
あらゆる場所に遍在し埋め込まれたナチ思想を拾い集めるうちにネオナチ(ヒトラー2.0)が生まれていくという、日本にも似たようなことがあるおぞましい過程を、ハチャメチャな映像で描く。
人間一人と膨大な人形で描かれるスゲー映像の奔流に流されてたどり着くラストの静寂が素晴らしい。自分の生まれた国の持つオカルト、差別、歴史全てを映像に組み込む剛腕の作品。
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