映像観し者さんの映画レビュー・感想・評価

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裁き(2014年製作の映画)

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配信で鑑賞。インド映画。
65歳の歌手カンブレが自殺幇助の疑いで逮捕される。ある青年の自殺はカンブレの歌に影響されたと主張する警察に、若い弁護士が立ち向かう。
という裁判劇。
フライ・オン・ザ・ウォー
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

配信で鑑賞。
冒頭から「私はいかれています」という説明でしかない珍妙な芝居の戸塚純貴。いきなりテーブルがんがん叩いてwe will rock youの前奏やりだして裁判ゲーム。漫画みたいなキャラの大森
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貞子DX(2022年製作の映画)

3.0

配信で鑑賞。
リング自体かなり古い作品で、貞子はネタキャラ化が深刻、さらにオファーされたのはホラー監督ではない。という無理な前提から「貞子は天然痘ウイルスと超能力の融合」という原作設定をコロナ禍へつな
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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

3.0

映画館で流れる予告が酷くて妙に記憶に残っていたので配信で鑑賞。
面白くない。
ずっと父に怒っていた正義漢な主人公が映画の半分を過ぎると急に政略に長けた清濁併せ呑む政治家に変貌する。この映画は原作をかな
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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場で鑑賞。原作未読、日本で映画化したバージョンも未見。
いい映画だった。
美しい光を使った、どこか古めかしい空気の映像美。上映時間ほぼ出ずっぱりのアンドリュー・スコットによる抜群の演技によって語られ
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

キュートなロマンティックコメディ。3月以降はアカデミー候補や受賞作の日本公開が続き、4月になるとさらにGW向けの映画も始まる大作ラッシュで、その中にこういった短い上映時間・軽やかなストーリーといったす>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

配信で視聴。
ネットロアの映画化はちゃちなものが多いのだけれど、本作は意外な拾い物。シナリオの出来がいい。

主人公はきさらぎ駅から生還した教師を取材し、そこへ行く方法や、駅で起こる様々な異様な出来事
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.5

つまらなかった。密室の作りや、犯人を取り巻く構造は面白いのだけれど、とにかく芝居や演出が全く好みではない。
大作邦画にありがちな大仰な芝居に、やたらネチっこいセリフ回しと大きな表情で作られる『映画の中
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場で鑑賞。
最高。商業的なアニメ映画でここまで明確に戦争と社会を批判する物語をやろうという覚悟と、それが極上のエンタメに仕上がっている事実。
因習村というネット文脈で語られがちな本作だが、国家、戦場
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名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

3.5

ダンサー田中泯を追いかけるドキュメンタリー。
メインとなる田中泯以外の人物が中心になるシーンを持たず、ナレーションも田中泯が行うので、映画全体が個人で完結している。さらにドキュメンタリーだが、田中泯が
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

理念は死なないとVフォー・ヴェンデッタで語られていた。
SISUとは訳せない言葉で、それは不撓不屈の精神を指すと映画で語られる。死なないのではなく、死のうとしない、諦めない。そんなSISUの精神を持つ
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ビューティフル ドリーマー(2020年製作の映画)

3.0

配信で鑑賞。
押井守が映画のために書いた『夢みる人』という本を監督の本広克行が大きく作り変え、さらに脚本は完全な形にせず現場での即興劇で撮影を進めたという実験的な作品。
即興劇だと知らなくても察せられ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.5

劇場で鑑賞。
時代とともに姿を変える映画とは何なのか。かつての映画黄金時代を通り過ぎた現在において、その問いへ向けて堂々と示す直球の回答が本作だ。
映画は作成時点での時間を閉じ込めているが、観客の時間
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燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

3.0

劇場で鑑賞。
法改正でネオンが禁止された香港において、亡きネオン職人の遺志をたどるというのは、為政者に振り回される香港という土地そのもののノスタルジーなのだろうかと想像する。
香港の街にネオンはわずか
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館で鑑賞。
主演かつ初監督にして遺作で、かつ幻の作品で、なんかすごいらしい (我ながらバカの書いた文章だ)。監督のビジョンが拙さも含めてクリアに表現された映画で、いかにもミニシアターが好きそうな映
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ミニシアターで鑑賞。
ある女性の3日間を淡々と描く作品。
201分。タイトルも長いが本編も長い。
さらには淡々とした日常が続き、しかもカメラは舞台演劇のように枠を固定して登場人物の動作を追いかけること
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

公開時劇場で鑑賞。

ナチスドイツのユダヤ人強制連行から逃れるため、自分はユダヤ人ではなくペルシャ人だと嘘をついた主人公は、ナチス将校コッホへのペルシャ語指導を命じられる。しかし、主人公はペルシャ語を
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場で鑑賞。
自分の人生に刻まれる心の映画の一本になった。
名レスラー“鉄の爪”フリッツ・フォン・エリックは、引退後息子たちをレスラーとして鍛え上げ、自身が最後まで獲れなかった最高王座を目指せと教育す
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