一瞬だけど夜伽のシーンは結構生々しい。
2024年に公開された劇場版『モノノ怪』の2作目。
全3作だけど事件はそれぞれ独立しています。
親の想い、子の想い、って話し。
最近は3Dのキャラのアニメが多いけど今作は2D。
色彩が独特で絢爛豪華。
そして匂いや気持ちなど、本来目に見えない物を形として表現するかなり独特な絵柄。
ある御中臈が天子の子を授かったが流産した後に不審火で焼死した。
それから20年後、平民出身の御中臈フキが天子のご寵愛を一身に受け、二晩続けて同じ御中臈と夜伽をしないと言う大奥法度を破っていた。
新たに御年寄になったボタンは規律を正そうとするのだが、フキが懐妊したらしく…、って話し。
前作に続き大奥が舞台。
ただ今作は女同士の恨み、嫉みだけで無く、親子の意見の違いや人としての思いを無視した体制主義的な考えがモノノ怪を呼ぶ事になる。
今作のモノノ怪はタイトルになってる通り火鼠。
本来は安産や多産の象徴である鼠が怨念で自身の身焼いて火鼠となる。
鼠なので動きが素早く出て来たと思ったらあっという間に人を焼き殺して去っていく。
しかも親鼠は姿を現さず、小鼠が大量に現れるだけ。
更に薬売りが退魔の剣でモノノ怪を斬るには、真・形・理が揃わないと剣が抜けない。
そこで見えて来る大奥に潜む思惑・闇。
75分と言う時間で上手くまとめてあり、スピーディーな展開の面白い映画でした。
今回初めてTOHOシネマズの轟音シアターで観たんですが、前方スクリーン下部に4機のサブウーハーが設置されて、凄い重低音でした。
ただし爆音上映のように音量を大きく設定されてるわけじゃ無いので、五月蝿い感じでは無かったです。
*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2025年3月15日
鑑賞回:21:25〜22:50
劇場名:TOHOシテマズなんば
座席情報:SCREEN4 J-14
上映方式:2D 轟音上映
レーティング:G
上映時間:75分
備考:レイトショー
**********************
NEXT▶︎▶︎▶︎『悪い夏』