ヴェネツィア国際映画祭にてプレミア上映で観ました。エイドリアン・ブロディやフェリシティ・ジョーンズ、監督と近くの席で観れて良い経験でした。レッドカーペットの入った先の一番の劇場で観ることができました。
3時間半ある巨編ですが、70mmフィルム上映で巨大スクリーンで観ることができ、非常に貴重な経験でした。(この直前に「WOLFS」に出演してるジョージ・クルーニーにサインを貰った直後でソワソワで汗だくでしたww)
映像は映画祭で観たどの映画よりも素晴らしく、あのオープニングと音響効果は一生忘れられない。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』やポール・トーマス・アンダーソンの作品が好きな人はこの映画絶対好きだと思います。特に撮り方や演出面で。
何章かに分かれているのですが、急に時代が変わった時にきっかけを写すこともなく人物が変化するのには困惑しました。
主人公がユダヤ人ということもあり、後半ではイスラエルどうのこうのという話も出てきており、ヨーロッパということもあり周りは絶賛する中、現在の(というより70年もの間)ガザの状況において私はイスラエルの行為はジェノサイド以外の何ものでもないと思うので、イスラエルという国家を当たり前に存在させている雰囲気には少し違和感を感じました。
しかし映画祭5日目で疲労感が半端なく英語の字幕なしで流石に理解力が完全では無かったのでどこかミスリードしてるかもなのでまた観たい。
今回観た15作品のうち、ブラジルの「I'm still here」の次にこれが印象的でした。