おもしろかった。もっと小難しい話かと思ったらすごくエンタメだった
逆に言うと建築、アート、哲学、宗教、ホロコーストみたいな視点では、もしかしたら違うというか浅いというか物足りないと感じる人もいるかもしれない。でも私はそれらを描いているわけじゃないのだと思う
なぜこの題材をエンタメに振り切ったのか、なぜ近代史に沿わせたのか、と考えると自分の中で大いに腹落ちした。と言うのも、最近考えずにはいられないのが、仕事=お金を稼ぐこと?幸せってなんだ?資本主義はもう限界じゃないか?自分は何をやりたいんだ?なんてことばかり
これまでの社会のしくみや価値観、そこから外れたくないって個人(自分)の生き方を見直す時なのかな。世の中の大小の変化のうねりの中で、本気の転換期なのかも
つまり、この映画の設定を通して、今の時代の感覚と問題提起を上手く表現していると思う。