2025年劇場鑑賞15本目 字幕鑑賞
《今さら感想シリーズ1作目》
『女神の継承』、『チェイサー』のプロデューサー、ク・テジンがメガホンをとり映画化された本作。
韓国3大心霊スポットの1つ「ヌルボムガーデン」というレストランを題材にしているが、本作ではレストランではなく、舞台を家に変換して展開していく。
序盤の導入から、雰囲気やジメジメとした怖さは良い感じ。
若者集団は犠牲になってしまったのかと思いきや、中盤に物語の深みを出す為の材料にされてしまう。
意味深に出てくる呪術師やその娘も、キーパーソンになるのかと思いきや、意外にもヌルボムガーデンに巣食う悪霊の餌食に。
やはり最近の韓国ホラー映画のトレンドは呪術的アプローチ。
どの作品にも霊に対抗出来る存在として一役買って出てくる印象。
本作では完全に噛ませでしたが…
物語の主役、ソヒ達のストーリーにはそこまで惹かれない。
時系列を理解するのも少し大変で、ん?となるシーンもあったかも。
せっかくの題材が、裏を返せば夫の痴情のもつれで、人を恨む悪霊として処理されていることは残念。
もっと場所と題材を生かした不気味なホラーを期待してしまっていた…。
実際のヌルボムガーデンの動画見るとなおのこと…笑
少しエンタメに寄ってしまったかな?
女子高生役の女性が儚さと不気味を備えた雰囲気でいい味出してました。