15年後君に会えるなら
最初から最後まで素敵すぎて、私の語彙力では1万分の1も伝えられない気がするので備忘録として書きます。
タイムリープものなのに、些細なイラッとかモヤッとかが、すごくリアル。
過去でふたりが改めて惹かれ合う過程も、すごく短い時間の出来事なのに納得しちゃうのは、演者のお二人はもちろんですが、やっぱり坂元さんの脚本の凄さだと思う。
靴下と餃子はホント天才すぎる。
主演の2人もめちゃくちゃ愛おしい✨
はじめはやさぐれて口の悪いおばさん的なカンナが、過去に行ってからどんどん可愛らしくなっていって、「それもう1回ちょうだい」とか、下手くそなウインクとか、松さんだから出てくるキュートさも盛りだくさんで観てる間ずっと口角上がってたw
駈くんのズレてるけと素直な感じとか、フワッとした佇まいとか、松村北斗にしか出せないあの感じで、坂元さんの名台詞を次々繰り出されたら、うっかりファンになってしまいそうだw
物語は後半、予告でも流れてるあの付箋が見つかったのを境に、ぜんぶがぐっとくることばかり、大切なものがぎゅうっと詰まってて、どんな些細な欠片も見逃したくないと、目と耳を凝らす幸せな時間だった。
松さんが何かの番宣出た時に「私はハッピーエンドだと思う」というようなことを仰ってて、まさにそんな気持ちで心で手紙を抱きしめながら、シアターを出ました。
ネタバレかもしれない感想は↓↓↓で
自分が死なないようにやり直すんじゃなくて、2人の生活をやり直したいとか
今ここにいる君が好きだから、15年後君に会うために、今15年前の彼女と出会うとか、惚れるわそんなの!
前半の「これ以上ドキドキさせないで下さい」でピークかと思った駈くんの魅力は、まだまだ序の口でしたね。
最初のプロポーズした時と、後にプロポーズした時の彼の反応がちゃんと違うのも良い♡
トースターに餃子に手紙、居ないのに彼の存在はそこにあって、トースターを齧りながらソファの座り位置を何度も変えるカンナが切なくて愛しかった。
そして餃子にガッカリし、餃子でほっこりさせられるとは…坂元裕二恐るべし。