むんむ

ファーストキス 1ST KISSのむんむのネタバレレビュー・内容・結末

ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

映画を観ながらこんなにキュンキュンしたのはいつぶりだろうか。

恋愛映画は割と観るけど、この歳になると大抵の事は経験済み(偉そう)で、世の女子がキャピッてなるような場面も
「うんうん、わかるよ(微笑み遠い目)」みたいな、どこか上から目線になってしまう。

設定が若い子だと尚更。

そんな40オーバーの私が観ても、(松村北斗君は29歳設定なのに)二人にギュインギュイン出来たのは、やっぱり坂元裕二の脚本と台詞が大好きだからだと思う。

だって坂元脚本の松たか子って凄くキュートなんだもん。
しかも主人公は同世代だし、“結婚は嫌な部分を見つける作業”ってのもギクッとしてしまった。

恋愛の最初の頃はきっと私も今より全然素直で、いつも笑って可愛らしかったと思う。

それがさ、あーでもないこーでもないって段々強過ぎる我が出てきて、我儘言ったり不機嫌になったり。
ピッピ、本当ごめんなさいってなった…。


いやー、それにしても松村北斗は素晴らしい演技だね。
ピッピ以外でこの私をキュンキュンさせるとは相当な強者だ。

年齢に応じた声の使い分けと表情。学者さんらしく奥手で女子苦手系男子なんだけど、ちゃんとキモくない(失礼)ギリギリのカッコ良いとこで攻めてくれてたw

控えめな(でも芯がある)賢い人が好きっていう私の癖も相まって、最高のラブラブチュッチュでしたな。

ただ、ひとつ気になる事があったのは否めず~。
最初のカンナ何処行ったんや~w

めっちゃ気になりながら、ん?ん?って泣きながら考えてたw

涙は止められなかったんよ。
だって、悲しい結末を知った上での行動だから、カンナも最後のカケルも。

これね、本当アホみたいだけど、割と序盤の一回か二回目のタイムリープ後から、ずっと薄ら泣いてたんだよね。
遺影を拭くとこらへんから。

頑張れば頑張る程しんどい。
だって大好きだから死んでほしくないんだもん。
長い倦怠期で離婚まで不仲になってたって、やっぱり大好きだったんだよね、カンナは。
私達が1回目から観てるカンナね。

だからこそ、ラストのカンナで物語が終わるとそもそもずっと死を阻止する為に奮闘していたカンナはどうしたwwwってなるんよ。

そんなこと気にならないくらい(超気になったけど)爆泣きしたのは事実だから、結果的には良い映画だったな~って感想にはなるんだけども。


そういう構造的な点でちょっと『ムムッ?』とはなったものの、ピッピ大好きありがとう大好きチューしたい感謝感激って改めて思えたのは良かった。

実際、今日の映画代とJR代はピッピが出してくれたから…
本当に感謝だよ。

今これ書いてるのはWiFi求めて入ったマック。
普段マック食べないんだけど、ピッピが好きなフィレオフィッシュを頼んだよ。多分100年振りだ。


はあ~~家に帰ったら沢山思い返そう。

何度も過去に戻って昔の夫カケルとのやりとりとか、二人が楽しそうにすればするほど尊くて泣けたな…。
プロポーズのシーンとかカケルまじ!その選択!その迷いなき眼(マナコ)!かっけぇぇ!!!
ってなったもん。

なんか意思が、想いが強くて良いよね…。

離婚したくないよ、って。
死ぬこと分かってるのに、もう一度結婚生活をやり直したいって、んでちゃんと毎日の小さな好きを見つけてって、死ぬ直前までラブラブでさ。
そりゃ泣くって~~!!!涙

うわーーーまた観たくなってきた。
配信来たらめっちゃ観よう。
ピッピと一緒に観よう。


何かまた思うことあったら追記する。
むんむ

むんむ