このレビューはネタバレを含みます
ちょっと良すぎたな。
タイムスリップという仕掛け上、穴はあるというか気になるところは出てくるんだけど、そんなんどうでも良いんだよね。
靴下がラストのタイムスリップバレに繋がるのやばい。上手くいかなかった世界線の駈が導いてくれたんじゃないかな。そう思うと、本当は駈だってあんな風にはなりたくなかったんじゃないかな。
ありがちなタイムスリップものの、最後は救われてハッピーエンドに逃げず、助からなくても救えるエンド尊い。さみしい、かなしいと思えるための幸せや愛おしいさを与えることができた15年、愛でしかない。
駈の15年後に死ぬとしても、15年後の君に出会えるならそれを選ぶってロマンチックの塊すぎて泣いた。例え結ばれることがなくなるとしても、命を救おうとしたカンナと対照的な言動なのもいい。どっちが正しいとかではなくて、それくらいの思いだと言うこと。
松たか子が29歳と44歳両方違和感なくいけちゃうの凄すぎる。キャスティングが神。
松村北斗の芝居が良すぎる。手紙の声とかえぐい。どうでも良いけど中村倫也と水川かたまりのハーフにしか見えない時間あった。本当にどうでもいい。
一つ言うのであれば、タイムスリップできるようになってから、駈を救いたいって行動するまでが急な感じはあったかなあ。もう少し、上手くいってなかったけど本当は大好きだったとかがわかりやすい方が観やすい気はした。