このレビューはネタバレを含みます
坂元裕二脚本、本日2作目。
こちらも予備知識なしで飛び込んだら、またまた、まさかのファンタジー!
長い結婚生活が夫婦の関係を歪ませてしまうという内容のせいか、「片思い世界」より少し身近に感じて気持ちが入りやすかった。しかも松たか子の天然風演技の面白さは見ていて楽しい♪
恋愛は相手の良いところを見つけるけど、結婚は相手の悪いところを見つける。あぁーそうなのか、あぁーそうかもな。時々反省しながら観てしまう。
辛い気持ちで生き続けるより、幸せな過程を過ごしてから死んで行く選択。何だか綺麗過ぎるほど美しい話だ。でもこれは冷えきった15年間を知らないから出来たんだろうなぁーと思う。そしてその相手の若いカンナもだ。
そして15年経って遺言のように残された手紙を読んで誰が納得するだろうか。自殺としか思えなくてショックなはず。色々考えるとやっぱりこういうタイムスリップものはヘンテコな繋がりになってしまうけど、あまり深く考えてしまうとこの映画の良さが台無しになってしまう。素直に相手を思いやる気持ちを持つことで人生の質が変わるということだけを感じ取れればこの映画は万々歳だ🙌✨