NIELSEN堀内

柔らかい殻 デジタルリマスター版のNIELSEN堀内のレビュー・感想・評価

3.9
フィリップ・リドリー監督のカルト映画の名作。アンドリュー・ワイエスの絵画を思わせる黄金色の麦畑、青い空、真っ赤な夕陽。風景の美しさとドルフィンの家、真っ黒なキャデラックとの対比。少年の無垢な心と思い込みから生じる残酷な現実と不気味なムード、登場人物の唯ならぬ奇妙さ。吸血鬼だと信じ込んでいた未亡人の女性ドルフィンの言葉がずっと心に傷跡の様に突き刺さる。

若きヴィゴ・モーテンセンの色気が凄まじかった。
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