Asami

366日のAsamiのネタバレレビュー・内容・結末

366日(2025年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ごくふつうの恋愛映画。
青春真っ只中の恋愛中の人よりは、忘れられない人がいる大人に刺さると思う。


湊先輩がずっと暗くて、どこが良いのかあまり分からなかった。
病気とはいえ、「ずっとなんてないんだよ」と言ってくる人を美海はなんでそんなに好きでいられるのか?と疑問だった。
私だったら信頼できなくて冷めてしまうかも。


対して幼馴染の琉晴は明るいしはっきりしてるしやる時はやる男で、好感しかなかった。
何度も琉晴の優しさに泣いた。この映画の1番の感動ポイント。
美海亡き後、他人の子供を育てるだけの彼の人生って…。無償の愛すぎる。


なので美海&琉晴のほうを途中から応援していた。
湊先輩とカスミのほうも、同じ業界で頑張ってて、カスミが暗い湊をぐいっと引っ張る感じでお似合いだった。後にくっついてたらいいな。


全体的には、病気が絡まない方がリアリティがあって好み。
青春の淡い恋で始まって学生と社会人なりたてまでは盛り上がったけど、お互いの変化でなんとなくすれ違って結ばれなかった2人…みたいな方がリアルだなー。
そもそもたまたまぶつかって出会うとかベタすぎる。


個人的には、あの頃のことを思い出して切なくなった。でも思い出を大切に、今の周りの人はもっと大切にしようと思った。
Asami

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