マッサージ屋

恐るべき火遊びのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

恐るべき火遊び(1959年製作の映画)
2.0
予備校生の五郎(夏木陽介)は友人らと道端で走っている車の前に立ち止める危険な遊びに興じていた。
いつものように止めた車から出てきた社長令嬢の麻里子(幸田良子)に惚れた五郎。
知り合った女子高生・志津子(野口ふみえ)が麻里子の友達という事もあって、志津子の力を借りて麻里子と親しくなっていく。
しかし五郎は麻里子を通じて彼女の父親が経営する会社に就職したい計画もあり・・・。

昭和30年代半ばの若者の文化が見える。
走行中の車をマンボのステップを踏んで止めるという遊びが流行ってたのかどうか知りませんが、大企業の社長宅で行われる合コンみたいなものは結構エロい(笑)
水中で見ず知らずの男女がキスして潜る時間を競うってなかなかのゲームでしょ。

野望を持った主人公の五郎と悪環境で暮らす女子高生の志津子の愛が最終的にはテーマになるのだが、そこはイマイチ入り込めない。
というか心情の描写が浅いんですよね。

まぁこの頃の邦画の大多数はちょっと悪い男がイケてる感じでしょうし…ストーリーは二の次なんですかね。