アイルランド映画祭2025にて。

アイルランドの作家エドナ•オブライエンについて、本人のインタビューや日記、著書などから作成されたドキュメンタリー。よくこれだけの記録が残っていたなと驚いた。

国と宗教に組み込まれた家父長制、所有される女性の立場、IRAなどの背景も説明され、その中で彼女の書く作品、生き方に対して多くの批判に晒されてきた彼女。彼女の日記に対して、それを否定する言葉が夫によって追記されている恐怖。彼女は精神的にタフだと思うし、それは書く人としての信念なのかもしれない。

さすが作家だけあり、ちょっとした表現が美しい。そんな英語使った事ないわ、の連続でうっとり。

彼女は、あらゆる面から物事を捉える事ができる点で優れていると評され、「作家は確信を持ったら終わりだ」という教え子（だったか？）の言葉が、少し「教皇選挙」を思い出し、心に残ったわ。

日本ではあまりメジャーな作家ではないように思い、しかし映画化もされているので、少し読んでみたい。

2025年のアイルランド映画祭でみた。エドナの著作で読んだことあるのはカントリー・ガールくらい。彼女が若い頃の時代の社会の女への厳しさにびっくりびっくり。そんな中で男社会や性についてだとかへのコメントが、彼女のあのハスキーボイスだと、ちょっと過激な言葉を用いてでもたまらなくセクシー😭お年を召してからの90代の彼女、、亡くなる一年前くらい?も登場するんだけど、黒のスパンコールのカーディガンを着ておっきなアクセサリーしてる！最高😭そして変わらないあの声。作家の言葉って、善悪とはまた違う地平の視座があるからやっぱり動乱波乱の世にこういう人たちの声を聞くのって大事なのかもとか思った。面白いのが最初の旦那がちっせえモラ夫すぎて、こんなに聡明な彼女がなんで結婚したのか疑問なくらいなんだけどw 結婚するまでわからないもんですよね😭

最高
見れる人みんな見て！
劇場公開してほしいわ
そしてぜひこれを機に復刊などの検討をお願いします！