さすが韓国と言いますか、韓国ノワール全開で満足度は非常に高かったです。
ただ個人的な大きなツッコミどころとして、子どもたち2人の犯罪がバレないわけなくない!?と引っかかってしまいそこにリアリティのなさを感じました。
だって、あれだけ映像ではっきり写ったものが拡散されてニュースにまでなれば特定は秒ですよね。自首とかそんなの以前の話ですよ。
ただ利己的な弁護士と道徳的でありたい医師の兄弟の心理描写は面白かったし、2人の考え方が逆転していく様はなかなかでした。
ラストの伏線回収、良かったです。
エンドロールが流れるなかでの和気あいあいと家族写真の撮影をするシーンは本作の重たいテーマの余韻を残しました。
あと弟医師が礼拝堂にいるシーンで映画タイタニックの沈没直前に楽器隊が弾いていた曲がパイプオルガンで流れていたのが個人的に印象に残りました。
調べたらタイトルは「主よ御許に近づかん」という讃美歌だそうです。