【全てはここから始まった――超次元サッカーの始まりの物語がここに!】
2008年から始まった「イナズマイレブン」。最新作制作が発表されてから度重なる延期を迎えていたら、気づけば15周年を迎えていた。そして、その最新作がいよいよ25年に動き出すということで、始まりの主人公・円堂守の物語の総集編と、新たな主人公・笹波雲明の物語をそれぞれ描いた映画が同時上映として公開。何を隠そう、イナズマイレブンのプレイ時間は人生で一番長い自分にとっては見ない理由がない。昨年末に鑑賞していたので今更記録。
まずは、円堂守を主人公として描いた「イナズマイレブン フットボールフロンティア編」での試合を中心に描いた総集編。廃部寸前の雷門中サッカー部が、帝国学園との練習試合をきっかけに、エースストライカー・豪炎寺修也の加入を経て、全国優勝するまでの軌跡をいいバランスで描いていた。
なんというか、エモいね笑。26歳になった今でも、円堂が初めてゴッドハンドを出して、パスを受けた豪炎寺がファイアトルネードでゴールを決めるシーン、そして全国大会決勝で(よくよく考えればただのチート集団でもある)世宇子中との死闘を見ると懐かしさが込み上げてきて、アツくなる時間だった。
イナイレを現実的に考えると、確かに必殺技は超次元すぎて一切参考にならないし、キャラクターは個性が強すぎて本当に中学生かとも思うけど、キャラクターの個性に負けないストーリー構成、それを支えるサウンドトラックがとにかくいい。何度でも見たくなる理由はこれかと再認識した時間にもなった。
これぞ原点にして頂点。最新作にも円堂は出るということで、発売される6月が楽しみになった。