原作未読
モノクロ映像による老人の【死】までの
生き方、在り方を描いた映画…ではあるが
長塚さんが人間の表と裏、夢と現実、
充足と後悔、強がりや見栄、余裕と恐怖
様々な心理を見事に演じています
とりあえずは、ネタバレ無し推奨
序盤、丁寧に「独居生活」を描いている
その序盤で、なるほどと思った台詞
『逆算して最後の日を決めていると
自然と生活にハリが出るもんだ』
(部活動のように三年間という期間が決まってると辛くても頑張れるが、社会人のように頑張る期限が提示されていないと途中で心が折れやすいと聞いた事を思い出した)
中盤、徐々に様相がおかしくなってくる
ただ、これも弱冠の違和感レベル
後半から終盤、違和感MAXで…
虚構に侵食されていったのか?
それは、どこからだったのか?
結局、決意しても【死】は逃れ、遠ざけたい
【後悔】は、決して無くならないのか?
生と性への執着、潔いとは?
再見時、確認したい事多々ある
登場人物それぞれのメタファーが何か?
あの違和感の正体と境界線はどこか?
【敵】の正体の認識は合っているか?