ささき

世界征服やめたのささきのネタバレレビュー・内容・結末

世界征服やめた(2025年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

嫌いじゃない なんとなく何回か観たいなとも思った

星野は幼き頃の彼方なんじゃないかと思っていた たまにあるよな全く別の意見を持つ自分と会話する機会 なんかそんな感覚を持って話を進める

通勤時に現るは無邪気な青年 手ぶらでどこか浮世離れした全く別の顔をしているのにスーツも同じ、ネクタイの柄も同じ、ずっとあいこのジャンケン。まるで彼方の映し鏡のような青年、星野

会社のシーン
会社のように見えるが規則正しく前を向き、チャイムがなって席を立つ。廊下に貼られた「絶対に走るな」の文字。義務教育を受けているみたいで社会を知らない学生にもなんか少し分かりやすくなってるんじゃないのかなみたいな勝手に思うなど
そこで行われる仕事のような何か。みな仕事をしているように見えるが画面に映るは解答用紙。あらかじめ答えの用意された試験のようなものを解いている 答えのあるものってあんま好きくないよねーって感じ

彼方の家
積み上がったカロリーメイト、パックご飯 いわゆる一人暮らしのサラリーマン。歯を磨いている日常が繰り広げられる奥の部屋には、首吊り台。風呂に入り、歯を磨き、スマホを見て充電をつなぎ、首を吊る。暫く首に紐をかけたまま思い切れない、ハシゴを外せない。結局足を滑らせて苦しみもがくも幸か不幸か生き残る。ここ足滑らせる前、今日もダメだった死ねなかったって首から紐外そうとしていたように見えたんだよなあ、結局足を滑らせてたけど 線路見たときと高いところにいるときと夜布団にいるときの気持ち。あと充電はされてなかったように見えた 充電器引っ張ったところでどっちにもアダプターついてなかったような

このシーンかなり死が日常に溶け込んでいるシーンだったなあ〜風呂、歯磨き、スマホ、充電、それとあと死。生命維持活動の隣に、死。まあ死はいつでも生き物の隣にいてくれてっからね、

夢の中の彼方
人から必死に逃げて撃たれる彼方 あれ撃ったの星野だったな 目立ちたがり屋で足が速かった幼少期の自分を裏切るような生き方ゆえに自分から逃げているように見えた わかるなぁこの自分に殺される感じ

ビールを飲んで出勤した日、星野が「一瞬だろ、1日なんて」と言うように朝出勤していると思ったらトンネルの外は既に暗く夜。彼方は「別に」と返しながらも優越感が少しあったんじゃないかな、別に何気ない1日なんて一瞬にして過ぎ去る儚いものということでもあるんだろうが
唯一星野にちょっかいかけた瞬間でもあった。アルコールさいこー(ちがうね)

居酒屋で話していた星野、「明日は俺が死ぬ日」。会社に入る前日の彼方のイメージ 物理的な死ではなく精神的な死なのかなぁって、北村監督がご飯食べて寝るをすることを生きているというのならできるかもしれないけどって言ってたこともあってそう思った

後半の方どんどん朧げになってしまったのでまた観たら書こう
ささき

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