【傲慢】
この映像は決して「統合失調症」についての見識を高めるためのものではない。
この映像は決して「統合失調症」について理解を求めるためのものでもない。
これはただ、家族の一人が統合失調症となり、その事実と真正面から向き合う事が出来ないまま25年という歳月を過ごしてきた「ある家族」のありのままの記録である。
≪どうすればよかったか?≫
それは彼らの悲痛な心の叫びなのだろうか?
それは私たちへの問いかけなのだろうか?
この「疑問」は連鎖する。
この映像を観て、声を聴いて、人を考えて、そして辿り着く「ひとつの言葉」。
もしかしたら、みな異口同音にこの言葉が口を突くのではないだろうか・・・。
そして私たちは、改めてこの現実を自分自身に置き換えそして考える。
それは怖いことなのかもしれない。あるいは絶望するかもしれない。
でも、現実はきっとそこにある。
その時、きっと僕は思うだろう。
「じゃあ、どうすればよかったの?」
「世間一般の正解」が欲しかったわけでもないのかもしれないし、もしかしたら正解そのものがないのか
もしれない・・・・。
この作品に点数はつけません、というかこれはつけられない。
続きは内容にも触れるので、フィルターをかけて残します。