エアール

アリス・クリードの失踪のエアールのレビュー・感想・評価

アリス・クリードの失踪(2009年製作の映画)
3.7
主要となる登場人物は3人。
誘拐犯2人、誘拐される、いわば人質1人。
中盤から後半にかけての怒涛の心理戦がなかなか面白い。

誘拐される金持ちの娘 アリスを演じたジェマ・アータートン、体当たりで凄まじい芝居を披露してくれました。
監禁され犯人たちに怯えつつもしっかりと反撃を加える、期待を裏切りませんね 笑


刑務所仲間のヴィックとダニー。
彼らは大金を手に入れるためにこれから起こす誘拐の準備を粛々とこなしていた。

とある昼下がり
計画を実行に移すーー新聞を読み誘拐するターゲットに決めた富豪の娘 アリスを路上でいきなり襲い連れ去ることに成功する。

突然のことで何がなんだが分からず戸惑うアリスーー必死に助けを呼ぶも残念なことに誰の耳にも聞こえていないようだ。
移動中は常に目隠しされていたためどこなのかさっぱり分からない場所ーーアパートの一室へと運ばれる。
彼女はベッドへ放られ、両手は手錠で、両足はロープで締め付けられ口には猿ぐつわと完全に身動きが取れない。

高額の身代金をアリスの家族へ要求し
計画は順調に進んでいたーーそぅ、途中である事実が判明するまでは…。


無事に逃げ果せるために必死でアクションを起こすアリス。
身動きが取れない中、どうやってアクションを起こすのかーー見ものですよ

ヴィックとダニー、犯人たちとアリス、
イニシアチブがどんどん入れ変わり、新たな危機を呼ぶ、定石を押さえたクライム・サスペンスでしたね。

誘拐犯たちの計画は遂行されるのか、
アリスは無事に逃げられるのか、
さぁーー勝つの誰だ
エアール

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