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ボーガンクロック
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『ボーガンクロック』に投稿された感想・評価

3.1
【孤独な生活をデザインする男の生き様】【東京国際映画祭】
■あらすじ
ベン・リヴァースが2011年に監督した『湖畔の2年間』に続き、スコットランドの田舎の森の中で40年以上隠遁生活を送っている、ジェイク・ウィリアムズの日常生活を描いたドキュメンタリー。

時折訪ねて来る人々がいる以外は孤独な生活を送っているウィリアムズの姿が、16ミリフィルムのモノクロ映像(一部カラー)でとらえられている。
ウィリアムズが隠遁生活を始める前にどのような生活を送っていたかなどの説明は一切省かれており、彼が収集した音楽テープや写真の数々から彼の過去を想像させる構成になっている。
リヴァースは、「私たちのどちらかが亡くなるまで、彼と映画を作り続けることは間違いありません」と語っている。ロカルノ国際映画祭コンペティションで上映。

■みどころ
スコットランドで隠居生活を続けるジェイク・ウィリアムズの日常を追ったドキュメンタリー。
ウィリアムズは小さな工場と寝床のキャンピングカーを持っていて、小学校の非常勤講師?で宇宙を教える教師をしながら生活をしている。
道端で死んだ鳥を解体して食事をしたり山で珈琲を飲みながら歌を歌ったり、ウィリアムズを慕う人々とキャンプファイヤーする…などありのままの生活を映していく。
ドキュメンタリーながらもタル・ベーラみたいな絵面・長回し、溝口健二みたいな霧の使い方がまるで仙人のように映すのが興味深い。

工夫次第で幸せになれる啓蒙作品みがあって、特に独身男性の希望になりそうな映し方をしていると思いました。
本作の作劇ではウィリアムズの過去をカラーの1シーンを挿話していく事で推察させる構成になっている。
その一連の流れで過去を汲み取る面白さもあるにはあるけど、一種のノマド的な生活をする姿の絶望に見えて実は自由に生きる芯の強さを感じ取るエネルギッシュさが白眉で良かったです。

逆に言えばジェイク・ウィリアムズというおじいちゃんのVlogもので、別にシャンタル・アケルマンみたいなルーティン反復ものでもないからそうゆうの期待しない方が良いと思います。
ドローン?か何かでジェイク・ウィリアムズを映す長回しはどこか神秘的でした。
4.0
他の人のレビューを読んで知ったけどまさかのドキュメンタリー作品なんてね…こんな映画の登場人物みたいな(実際こんなふうに映画になってるけど)生き方をしている人がいるなんて驚かされる。

「PERFECT DAYS(2023)」を思い起こされるが、それより遥かに孤独な生き方をしているように見える。

ただそれが不幸には見えないのが両作の不思議なところで魅力かな。
本作はパーフェクトデイズより不便そうには見えるけど…


特に大きな出来事が起こるわけでもない、言ってしまえば森に住んでるただの爺さんの観察記録みたいなものではあるので、何かドラマ性なんかを期待するのは恐らくお門違い。
眺めるようにみて、途中で眠くなったら寝ちゃってもいいと思うな。
それくらいのんびり気ままに眺めるように見てもいい気がする。
ポスターに目を奪われ、
好みの映画の予感はやはり当たった。

予習のために、前作である『湖畔の2年間』を鑑賞したかったのだが、どこにも配信されておらず、今作がベン・リヴァーズ監督作品初鑑賞となった。

本作が醸し出す雰囲気は、『PERFECT DAYS』と似ているものがあると感じた。果てしなく孤独な生活なのに、何故か幸福や根拠のない安心感が終始漏れていた。人間社会から逃れる生活は、決して間違った行動ではないということを教えてくれる。この作品を鑑賞すれば、幸福と不幸の区別が曖昧になるでしょう。

死よ、世界は我らのものだ。
生よ、世界は我らのものだ。