東京国際映画祭2024、個人的クロージング作品の8作目🎞️
実は何気に今回一番楽しみにしていた作品。
だったけど(だったが故に?)、一番期待外れな結果に。
「冗長」という言葉を具現化したような作品だった。上映時間180分だけど、体感はそれ以上。
「全編長回しで映画を作ったらどうなるの?」という実験結果を見せられているのでは?と思うほど、全シーン長回しのオンパレード。
映像は綺麗だったけど、ストーリーに特に起伏もなく、動きこそあれど必要最低限のセリフしかないものを長回しで撮る意味って何?って感じだった。
ラストのベンチに座ってるおばあちゃんがタバコを燻らせるところはかっこいい!って沸いたけど、さすがに10分以上同じシーン見せられたら「…長くね?」ってなるよね。
DVDで1.5倍速とか2倍速で観てちょうどいい長さかも。
プロデューサーも「いらないシーンを削って時間を短くして」とか言わなかったのかな?って疑問だったけど、フー・ボーの件があるからあんまり口出しもできないのかなと邪推。
150分を超える作品は鬼門であるということを教えてくれた作品でした。
【上映後のQ&Aにて】
・長回しは最初から決めてたわけじゃなくて、撮っていく内に長回しになってしまった
・各チャプターの最初に現れる「ジャングルのUFO」、「深水のモンスター」、「陸地を環状に歩く」は監督の個人的なものであり、わかる人にはわかるようになっているらしい。(自分は全くわからなかった)
・「ストーリーは観客に委ねられているように感じた」という質問に対して、ストーリーはちゃんとあって、それが伝わるように撮ったつもりだけど、伝わっているかどうかは観客の皆さんにお任せします、とのこと。ちなみに自分は全く(以下略
・監督がしきりに「ここで話すことはできない個人的な話」みたいなことを言ってたんだけど、そんな超個人的な話を映画にして理解しろは無理があるくね?って思った
・監督の髪型がまじで癖強(姫カット)