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アナザー・カントリーのmiumiuのレビュー・感想・評価

アナザー・カントリー(1983年製作の映画)
4.0
コリン・ファース映画デビュー作。
ソ連に亡命した二重スパイのガイが若い頃を回想する物語。
『裏切りのサーカス』鑑賞後に見たこともあり、面白さ倍増。
ルパート・エヴェレット演じるガイとコリンが演じるトミー・ジャドと、『裏切りのサーカス』でコリンが演じたビル・ヘイドンが重なって仕方ない。(セリフも何気にかぶっている。)

コリン・ファースの表情、演技はこの頃から最高だなあ。

(追記)
・恋に浮かれるガイが軽率すぎて笑えるレベル。そりゃ自滅するわ。
・「トミーって呼ぶよ」と言われてあっさりOKするトミー・ジャドが可愛い。
・一匹狼に見えて友人を大切にするし、後輩の面倒見が良いジャド。
・終盤、絶望するガイを心配してずーーーっと傍にいてあげるジャド、本当にいい奴だ。(このときのコリンの表情がいい。ラブストーリーのときを彷彿とさせる表情。)
・舞台ではコリンはガイ役。ガイとジャド、両方できるのはコリンだけと原作者?演出家?に評されたとか。確かに。
・総じて、BL要素がクローズアップされがちだけど、ガイとトミーの友情、マイノリティの苦悩が主軸の話だと思う。
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