アナザー・カントリーのezuのレビュー・感想・評価

学生服のコリンファースを拝むくらいの気持ちで見たら予想外の社会派映画だった。
閉鎖的な世界でもがく美少年たちと30年代の英国の雰囲気がすごく耽美でした。
BL要素ばかりがクローズアップされがちだけど、ガイとトミーの友情とマイノリティの葛藤の方が印象的で、特にラストの語り合いはすごく考えさせられた。
知的な話し方と柔和な笑顔で、映画デビュー作なのに既にコリンファース然とした風格を醸し出すコリンファースが色っぽい。