マーくんパパ

情熱なき犯罪のマーくんパパのレビュー・感想・評価

情熱なき犯罪(1934年製作の映画)
3.7
血の滴る現場から笑いながら白衣で飛び立つ3人の女悪魔のファーストシーンに??だが、最後に意味がわかります。仕事にも女遍歴にも人生舐めきった唾棄すべき弁護士リーの振舞いが延々30分くらい見せつけられて胸くそ悪くなる。そこから別れ話のもつれから元愛人の踊り子を殺してしまったと思い込んだリーが偽装アリバイ作りに奔走し出すところから俄然盛り上がり出す。そして二転三転、自らの愚かさの果てに地獄の淵が待ち構える結末に…。ハリウッド映画の脚本作りの巧みさが光ります。