マーくんパパ

太陽の誘惑のマーくんパパのレビュー・感想・評価

太陽の誘惑(1960年製作の映画)
3.3
混沌とした関係がF・フェリーニ的でもあるような、愛の不毛の交錯がM・アントニオーニ的でもあるような、上流階級の乱痴気社交がL・ビィスコンティ的でもあるような気分にさせるが、そのどれにも遥か到達していない。上流階級の二代目若者男女が伯爵令嬢の屋敷に屯して夜な夜な好き勝手に相手を求めて遊び呆けている日常を延々観せられ胸くそ悪くなる。街並み撮影はフェリーニ的で美しくかったのと、モテ遊ばれる1人C・カルディナーレが時折登場して豊満ボディーをチラチラ見せてくれたから⁈何とか場持ちしてました。